第3回:国語の解法の掟(文章読解問題の基本的な解法のルール・テクニック)

こんにちは!管理人の名前、まだ決めていません…ですが、当サイトのキャラクターを設定しました。
とりあえず今週中には決定したいと思います。
ところで、今回のテーマですが、「指示語問題の解き方の基本」です。
その前に前回の復習を簡単にしておきます。

前回までの復習

国語の答えの探し方(知識分野のぞく文章読解問題)

前回までに国語の文章読解問題における答えの探し方をまとめました。以下の5点を守って解いてください。

① ──線部を含む「一文 ・直前・直後の文 」 をチェック!

② ──線部を含む「段落」 をチェック!

③ ──線部の「直前・直後の段落」 をチェック!

④ ──線部(や答えの探し方①~③)の中に指示語(こそあどことば)があれば、指す内容を必ずチェック!

⑤ ──線部にでてくる語句(主に名詞)(や答えの探し方①~③の中に出てくる重要語句)が本文の他の箇所に出てくるときはそこも必ずチェック!

今回のテーマ

指示語問題の解き方

そんなの、知ってるよ!という方にも是非一度読んでください。文章読解問題でよく出る指示語(「これ」「この」「こう」「こんな」「それ」「その」「そう」「そんな」等)が指している内容を答える問題の解き方で絶対におさえておくべきポイントは、以下のたった2つです。

① 指示語の前からさかのぼって探す。

→ 指している内容は基本的に前にあるから前からさかのぼって探します。これは現場実感からしますと、ほとんどの受験生が理解しています。 ときどき、指示語の後に指す内容があることもあるので注意しておけば、この①は問題ないでしょう。

② 見つけたら指示語と入れ替えて確認する。

→ 指す内容の候補を見つけたら、指示語と入れ替えて(代入して)みます。意味や(文法的な)つながりを確認すれば、正しいかどうかだいたい分かります。この作業をしていない中学受験生が比較的多いです。原因として、①大手塾の教材では説明が多すぎて重要なポイントがぼやけていたり、②カリキュラム上、指示語は1講義(年に1、2回)しか深く扱っていなかったりすることが挙げられます。

※ その他の注意点

 →⑴ 指示語の指す内容が指示語の後に出てくる場合、の他に、
  ⑵ 指す内容が複数ある場合もあります。この場合は、直前(=指示語に近い方)優先と考えておきましょう。
  ⑶ 指す内容の中にさらに指示語がある場合も、同じように指す内容を探していけば大丈夫です。
  ⑷ 問題の条件設定によっては、別の箇所で答える必要がある場合もあります。

教材が難しすぎると、特に小学生にとっては国語の成績を上げるどころか害となってしまうケースもあります。講師側、塾側が、小学生に指導したことが少なかったり、個別に一人一人指導した経験が少なかったりすると、大学受験教材のような説明や指導法で通じるという錯覚を起こします。最難関至上主義の塾では、上位1割程度を除くと、指示語問題の解き方さえ習得できていない子が多いです。小学生向けにかみくだいていくと、指示語問題は上記①②のみで十分で、むしろ、解き方を守って解く訓練を重視すべきだと思います。「正答率が高い問題を絶対間違えない」ことを優先させた指導の方が成績が上がりやすいです。

この解き方を使った訓練である問題演習もどんどん投稿したいのですが回を改めます。

今回は以上です。

国語専門プロ家庭教師KokuProサイト管理人



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