平成29年度（2017年度）甲陽学院中学入試結果

平成29年度（2017年度）甲陽中入学試験成績結果

総　評：甲陽の国語といえば、やはり記述問題。そして、灘の第2日型と同様、難解な文章を正確に読み取る力が求められている…がしかし、国語の基本的な解き方やルールを守っているか否かでかなり差がつくことは間違いない。やはり、問いから先に読み、各大問ごとに出題される内容読解に関連する4問ほどを念頭において答えを探しながら読む解き方をマスターしておきたい。大手進学塾の指導法は「国語が得意な子がさらに得意になる」のは分かるが、「国語が苦手な子には、かえって毒になり得る」酷いものだと感じる。具体的には、①語彙力アップの指導が弱い。②採点基準が厳しすぎて、自信を無くしたり、書かなくなってしまったりする子も多い。たとえば、難問を指導する際に、正解とされる満点解答以外に、部分点をあげる幅をもう少し広く持たせるべきだと思う。③文章内容を解説して分かった気にさせるだけの授業では得点自体が伸びにくい。毎年つくづく思う。がんばっているのに国語が苦手なままの子がかわいそうで仕方ない…

引用元URL：http://www.koyogakuin-j.ed.jp/nyuusiseiseki.html